【2026年最新ルポ】単なる「通過点」は終わった——進化する姫路駅、インバウンド激変と駅前再開発が変える「城下町の未来」
夜になると、姫路駅周辺は昼間とは異なる表情を見せる。ライトアップされた姫路城が夜空に白く浮かび上がる幻想的な景観は、写真映えを求める若者や外国人旅行者の絶好の目的地だ。しかし、これまで課題とされてきたのが「夜のアクティビティ」の乏しさであった。
現在、行政と民間がタッグを組み、駅前広場でのナイトマーケットや地酒イベント、夜間定期観光バスの運行など、夜の賑わい創出に向けた施策が次々と打ち出されている。駅前のテラス席で夜風を感じながら地ビールを傾ける人々の姿は、かつて夜間になると静まり返っていた駅前の光景を過去のものへと追いやっている。