なぜあの人はいつもだるそうなのか?無気力の心理と職場の対処法
だるそうな人に対して「もっと元気を出しなよ」「シャキッとしろ」と直接注意しても、反発されるか余計に殻に閉じこもるだけで、効果はほとんど期待できません。最善の戦略は、相手の内面を変えようとせず、関わり方のルールを固定化することです。
具体的なアプローチとして、以下の3つのステップが役立ちます。
1. 感情を交えず「事実と用件のみ」を伝える
話しかける際は、相手のテンションに合わせる必要はありません。「〇〇さん、この書類の確認を15時までにお願いします」と、淡々と期限とタスクだけを伝えます。余計な前置きや感情的なニュアンスを削ぎ落とすことで、相手の気だるさに巻き込まれる隙をなくします。
2. 選択肢を用意し、Yes/Noで答えさせる
だるそうな返事をする相手に対してオープンクエスチョン(「どう思う?」など)を投げかけると、沈黙や生返事でストレスがたまります。「A案とB案のどちらで進めますか?」「修正点はありますか、ありませんか?」といったクローズドクエスチョンを活用し、やり取りの手数を最小限に抑えましょう。
3. やる気がない部下には「達成基準」を数値化する
部下指導においては、「やる気」という曖昧な指標ではなく、行動と成果で評価します。「だるそうに見えるぞ」と指摘するのではなく、「この作業を1時間で10件完了させる」といった具体的な行動目標を設定し、できたか否かだけでフィードバックを行います。