靴下の穴の縫い方を徹底解説!目立たず長持ちするプロの裏ワザ
靴下に開く穴は、摩擦と圧力が集中する「つま先」と「かかと」に大別されます。それぞれの構造に合わせた靴下の穴を目立たなく縫う方法と具体的な手縫い手順を押さえましょう。
1. つま先の合わせ目や小さな穴に最適な「コの字縫い」
靴下のつま先部分にある縫い合わせラインがほつれた場合や、1cm未満の小さな穴にはコの字縫い(まつり縫い)による靴下の繕い方が最適です。生地の表側から針を入れ、左右の編み目を交互に「コの字」を描くようにすくい取っていきます。
最後に糸をゆっくりと引き締めると、縫い目が生地の内側に綺麗に引き込まれ、外側からは縫い糸が一切見えなくなります。縫い代が内側でダマにならないため、靴を履いたときに指先が痛くならない点も大きな利点です。
2. 破れが広がったつま先の補強に効く「かがり縫い」
親指の爪などで生地が引き裂かれ、穴の周囲の編み目がほつれかけている場合は、かがり縫いを用いた靴下の直し方が威力を発揮します。靴下を裏返し、穴の端を巻き込むように外側から内側へ針を均等な間隔で通していきます。
かがり終えたら一度平らにならし、糸を引きすぎないよう加減するのがコツです。締め付けすぎると履いたときにつま先が引っ張られ、窮屈感の原因になります。
3. かかとのすり減り・広範囲の薄れ
かかと部分は体重がかかるため、単純に縫い合わせると生地が引きつれて履けなくなります。かかと周辺の薄くなった生地には、後述するダーニング技法や補修シートを重ねる手法が最も適しています。