筋トレとタバコの衝撃事実!筋肥大阻害と電子タバコの真相
筋肥大とは、同化(アナボリック)が異化(カタボリック)を上回る状態を維持することに他なりません。喫煙はこのホルモンバランスを根底から崩壊させます。
タバコを一服すると、中枢神経が刺激されて副腎皮質から強力なストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌されます。コルチゾールには、血糖値を維持するために骨格筋のアミノ酸を分解(糖新生)する強力な作用があります。日常的に喫煙を繰り返すトレーニーの体内では、トレーニングをしていない安静時ですら筋分解シグナルが発信され続ける「カタボリック体質」へと傾くのです。
さらに見過ごせないのが、筋肉の発達を司る男性ホルモンテストステロンと受容体の関係性です。一部の断片的なデータでは喫煙直後に一時的な血中テストステロン値の上昇が観測されるケースもありますが、これは生体が毒素から防御するための急性反応に過ぎません。長期的な喫煙は精巣機能を損ない、遊離テストステロンの基礎分泌を抑制するだけでなく、筋肉細胞内に存在するアンドロゲン受容体の感受性を低下させます。どれほど血中にホルモンが存在していても、筋肉側がそれを受け取って同化シグナルへ変換できない状態に陥るのです。