ご祝儀袋の渡し方完全ガイド!受付で恥をかかない向きとふくさ作法

ご祝儀袋の渡し方完全ガイド!受付で恥をかかない向きとふくさ作法に関する主要なデータを詳しく解説いたします。

ご祝儀袋をカバンやポケットからそのまま取り出す行為は、大人のマナーとして厳禁です。「熨斗(のし)や水引が痛まないように保護する」「相手への贈り物を汚さず清浄な状態でお渡しする」という日本古来の奥ゆかしい心遣いを形にしたものがふくさ(袱紗)です。

ふくさには大きく分けて、長方形の布で包む伝統的な「風呂敷タイプ(爪付き・台付きふくさ)」と、財布のようにポケット状になっていて出し入れが簡単な「金封ふくさ(挟むタイプ)」の2種類が存在します。現在、20代から40代のゲストの約8割が手軽で型崩れしにくい金封ふくさを愛用しています。

結婚式などの慶事において、もっとも気をつけなければならないのが「開き勝手(左右の向き)」です。慶事はすべて「右開き」、お葬式などの弔事はすべて「左開き」と決まっています。

金封ふくさを使う場合は、自分から見て右側にフタが開く向きで持ちます。風呂敷タイプのふくさで包む場合は、以下の順序を遵守してください。

1. ふくさをひし形になるように広げ、中央よりやや右寄りにご祝儀袋を置きます。
2. 左側の角を中央に向けて折り込みます。
3. 上の角、下の角の順番で中央へ折り重ねます。
4. 最後に右側の角を左側へ折り返し、余った端を裏側へ巻き込めば完成です。

慶事では「右が上(最後に右をかぶせる)」になる構造が鉄則です。弔事はこの逆(右→下→上→左)になるため、絶対に混同しないよう注意が必要です。

また、ふくさの色選びにもルールがあります。結婚式のお祝いには、赤、ピンク、オレンジ、えんじ、ゴールドといった暖色系・明るいトーンが適しています。紺、グレー、黒、緑などの寒色系・沈んだトーンは弔事専用です。ただし、「紫色(高貴な本紫)」だけは慶弔両用として男女問わず慶事・弔事の双方で使える万能カラーであるため、これから新しく購入するなら濃い紫色の金封ふくさを1枚持っておくのが賢明な選択といえます。

清水 千尋

清水 千尋

フード&トラベルライター

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。