新型セレナのシートアレンジ完全図解!車中泊と7人・8人乗りの真実
購入後のミスマッチを防ぐためには、カタログスペックの美点だけでなく、実際の取り回しで感じる物理的なデメリットやネット上で囁かれる誤解の真相を正しく把握しておく必要があります。
盲点1:スマートマルチセンターシートの座り心地
「8人乗りだから大人8人が快適に乗れる」と考えるのは早計です。スマートマルチセンターシートはコンソールボックスやアームレストとしての機能を兼ね備えているため、クッションの厚みや座面幅が限定的です。大人が長時間座り続けるにはクッションが硬く、基本的には「子どもの緊急用座席」または「短距離移動用の補助席」と割り切るのが現実的です。
盲点2:ライバル車(床下格納式)との荷室形状の違い
ホンダ・ステップワゴンなどが採用する3列目床下格納(マジックシート)と比較すると、セレナのサイド跳ね上げ式は荷室の左右幅を一定程度圧迫します。横方向の最大有効幅は約1,200mmから跳ね上げ部分で約950mm程度に狭まるため、ゴルフバッグを真横に倒して複数積載する際にはパズルのような工夫が求められます。
盲点3:シートスライド操作における物理的重量
多機能なロングスライド機構や横スライド機構を備えている反面、シートレール内に砂や小石が噛み込むとスライド動作が重くなる傾向があります。ファミリーユースで泥のついた靴や食べこぼしがレールの隙間に入り込まないよう、専用のレールカバーやこまめなメンテナンスが欠かせません。