腸脛靭帯炎を早く治す決定打!長引く人と即快復する人の差と最新療法
マラソン大会の完走を目指す市民ランナーのコミュニティや知恵袋、ランニングSNSに寄せられた「腸脛靭帯炎の闘病体験談」を分析すると、共通するリアルな苦悩と失敗のパターンが浮かび上がってきます。
多くのランナーが直面する最大の壁は、「走れない焦り」による早すぎるトレーニング再開です。都内の市民ランニングクラブに所属する40代男性は当時の状況を次のように語っています。
「フルマラソンの1ヶ月前に膝の外側が痛み出し、整形外科で腸脛靭帯炎と診断されました。1週間完全に走るのをやめ、痛みが引いたので『よし治った』と10kmペース走を敢行。すると5km地点で激痛が再発し、歩くことすら困難になって本番はDNS(不出走)となりました。痛みが引いたのは単に摩擦を避けていただけだったと、後になって痛感しました」
現場の指導者やスポーツ現場の観察データによると、再発を繰り返すランナーには以下のような身体的・環境的共通点があります。
・厚底高反発シューズの導入後、クッションに頼りすぎて足首の回内(オーバープロネーション)が強くなっている
・走行距離(月間走行距離)の数値を急激に前月比130%以上に増やしている
・常に道路の端(カントと呼ばれる傾斜がある場所)や同一方向のトラックを走り続けている
・お尻の筋肉(中臀筋)がうまく使えず、着地のたびに骨盤が左右に揺れている
「痛みが消えた状態」は「治った状態」ではありません。走っても膝に摩擦を起こさないだけの筋力と柔軟性を取り戻して初めて、本当の完治と言えるのです。