突き指テーピングの正しい巻き方解説|部位別固定と骨折の見分け方

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指先に強い衝撃を受けた直後、昭和・平成初期のスポーツ指導現場で散見された「指を引っ張って関節をはめる」という行為は絶対に避けてください。突き指の実態は、関節を取り囲む側副靭帯の損傷、関節包の破綻、あるいは腱の断裂や骨片の剥離です。損傷した組織を強い力で牽引すると、部分断裂だった靭帯が完全に引きちぎれ、重度の後遺症を招く直接的な原因になります。

受傷直後に行うべき基本は、突き指応急処置の基本であるRICE処置(安静:Rest、冷却:Ice、圧迫:Compression、挙上:Elevation)の徹底です。現在はこれを発展させた「POLICE処置(最適な負荷:Optimal Loadingを加える)」や「PEACE & LOVE処置」がスポーツ医学の主流となっていますが、受傷後24〜48時間の急性期における最優先事項は「過度な炎症と内出血の抑制」にあります。

アイシングはビニール袋に入れた氷水を使用し、15〜20分程度患部を冷却します。感覚が鈍くなったら一度外し、再び痛みが出てきたら冷やすサイクルを繰り返します。保冷剤を直接皮膚に長時間当てる行為は凍傷の原因になるため、必ず薄手の布やタオルを挟んでください。

また、突き指の湿布において「冷やすか温めるか」で迷うケースが多く見られますが、受傷直後から48時間以内の急性期は、炎症を鎮める目的で「冷湿布(または氷冷)」を選択するのが基本です。血行を促進する「温湿布」や入浴による長時間の加温は、出血や腫れを増大させるため、急性期が過ぎて腫れが落ち着くまでは控える必要があります。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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