クロッカンとは?ザクザク食感の秘密とフロランタンとの違いを徹底解剖
現代の日本において「クロッカン」を探す際、純粋なフランス伝統焼き菓子のほかに、大きく分けて2つの進化系トレンドが存在します。
1. ベーカリー界の定番「デニッシュクロッカン(クロッカンパン)」
街のブーランジェリーやベーカリーで見かけるクロッカンパンは、クロワッサンやデニッシュを仕込む際に出る「端生地」を有効活用する職人の知恵から定着しました。サイコロ状にカットしたデニッシュ生地に、ローストしたクルミやアーモンド、グラニュー糖、有塩バターをたっぷりと絡めてセルクル(焼き型)に詰め、キャラメリゼさせながら焼き上げます。
外側はカリカリ・ガリッとした飴状のクラスト、内側はバターの層が重なるモチモチ・じゅわっとした食感のコントラストが特徴です。なお、伝統菓子のクロッカンに比べてバターの使用量が圧倒的に多いため、1個あたりの熱量は約320〜420kcalと高めになります。
2. スイーツ専門店の新機軸「クロッカンシュー」
シュークリームの進化系として一大ムーブメントを起こしたのがクロッカンシューです。通常のシュー生地の上に、卵白・砂糖・アーモンドダイスで作ったクロッカン生地(クランブル状の衣)をトッピングして焼き上げます。オーブン内で膨らむシュー皮とナッツの衣が一体化し、ゴツゴツとした棒状の生地の中に滑らかなカスタードクリームを注入することで、「ザクザク×とろり」という新次元のテクスチャーを実現しています。