猫が尻尾をプルプル震わせる心理とは?嬉しいサインと病気の見分け方
尻尾の震えすべてが好意的なメッセージとは限りません。特に警戒すべきなのが、神経系や皮膚の異常によって引き起こされる「猫の知覚過敏症候群(Feline Hyperesthesia Syndrome: FHS)」です。
知覚過敏症候群を発症すると、背中から腰、尻尾の付け根にかけての皮膚が波打つように痙攣(ローリングスキン)し、尻尾が不自然に激しくプルプルと震え始めます。猫自身が「自分の尻尾に見知らぬ敵がいる」かのように錯覚し、唸り声を上げながら尻尾を激しく噛みちぎろうとしたり、狂ったように室内を疾走したりする発作的な行動が特徴です。重症化すると自傷行為により尻尾の皮膚が壊死・出血するリスクがあります。
また、シニア期(10歳以上)の猫に見られる震えの場合、「変形性脊椎症」や「関節炎」「馬尾症候群」による激しい痛みが原因であることも少なくありません。神経が圧迫されることで下半身や尻尾の筋肉が不随意に痙攣を起こしている可能性があるため、「震えの発生時に腰を低くしていないか」「高い場所へのジャンプを避けていないか」を慎重に観察してください。