相撲休場の真相|番付と給料への影響から公傷制度の闇まで徹底解剖
Q1:幕内力士が本場所を15日間全休すると、番付はどれくらい下がりますか?
A1:番付の降格幅は前場所の地位によって異なりますが、全休は実質「15敗」として査定されます。例えば前頭の上位から中位にいた力士が全休した場合、翌場所は一気に十両へ転落する可能性が極めて高くなります。三役(大関・関脇・小結)であっても、大関は翌場所カド番(2場所全休なら関脇転落)、関脇や小結は幕内下位まで急降下します。
Q2:休場している力士は、本場所中に土俵や国技館へ姿を見せることはありますか?
A2:原則として休場届を提出した力士が本場所の支度部屋や土俵周辺に入ることはありません。治療と静養に専念することが求められます。ただし、協会の職務を持つ役員や親方衆とは異なり、現役力士は自身の出番がないため、部屋や提携病院でリハビリを行いながらテレビ画面を通じて対戦相手の研究を行っています。
Q3:なぜ途中出場した力士が、再び休場(再休場)することが許されるのですか?
A3:力士が「土俵で戦える」と判断して再出場したものの、取組の激しい衝撃によって同じ箇所を再悪化させたり、かばった別の部位を痛めたりすることは珍しくありません。大相撲の規定では、再出場後に再び医師の診断書を提出すれば、再休場することが認められています。無理をして選手生命を完全に絶たれることを防ぐための措置です。
Q4:不戦勝になった相手力士には、懸賞金は全額支払われますか?
A4:はい、支払われます。割が組まれた後に相手が休場して不戦勝となった場合、土俵上で勝ち名乗りを受け、その取組に懸けられていた懸賞金はそのまま不戦勝の力士の手に渡ります。ただし、懸賞を出した企業側が「不戦勝なら取り下げる」という意向を示さない場合に限られますが、通常の懸賞規定では不戦勝力士へ授与されます。