アンナチュラル相関図とキャスト相関を徹底解剖【2026最新】
物語の縦軸として全10話を通じて描かれたのが、糀谷夕希子を含む多数の若い女性が殺害された「赤い金魚殺人事件」です。その真相と黒幕の構造は、極めておぞましい心理的支配によって成り立っていました。
直接手を下していた連続殺人の真犯人は、不動産屋に勤務する男・高瀬文人(尾上寛之)でした。幼少期に実母から押入れに監禁され、ゴム手袋を口に押し込まれるという壮絶な虐待を受けて育った高瀬は、アルファベットのAからZに見立てた26人もの女性を窒息死させ、口の中にプラスチック球の金魚のオモチャを押し込んで遺棄するという儀式的な殺人を繰り返していました。
しかし、この事件の真の毒親ならぬ「精神的黒幕」として暗躍していたのが、フリー記者の宍戸理一(北村有起哉)です。宍戸は高瀬の異常な殺人衝動を早期から察知しながら、警察に通報するどころか、それを「世紀の大スクープ」として独占書籍化するために高瀬を煽り、殺人を記録し続けていました。
宍戸は自らの手を汚さず、高瀬を遠隔操作して「理想のシリアルキラー」に仕立て上げ、遺留品のボール(赤い金魚)を回収して証拠隠滅を図るなど、法的に裁かれないギリギリのポジションで愉悦に浸っていました。最終回において、中堂が宍戸に劇薬を飲ませて復讐を遂げようとする緊迫の展開の中、ミコトは感情論に訴えるのではなく、解剖医としての科学的根拠と法廷での論理によって高瀬の自供を引き出し、宍戸の目論見を完全に粉砕しました。