鼻の中が臭い原因と治し方|蓄膿症やツンとする異臭の正体を徹底解説
鼻の異臭の訴えで最も頻度が高い疾患が「副鼻腔炎」です。顔の骨の中にある空洞(副鼻腔)は細い自然口で鼻腔とつながっていますが、風邪や花粉症などで粘膜が腫れると、この連絡通路が塞がれてしまいます。
換気と排泄が滞った密閉空間では、細菌が急速に増殖して膿が溜まります。これが一般に「蓄膿症」と呼ばれる状態です。急性期であれば抗生剤などで比較的速やかに治癒しますが、3ヶ月以上放置して慢性副鼻腔炎に移行すると、鼻腔内に「鼻茸(鼻ポリープ)」と呼ばれるポリープが多発し、自然治癒が極めて難しくなります。
さらに副鼻腔は目や脳と薄い骨一枚で隔てられているため、炎症が骨を破壊して進行すると、視力障害や眼窩内膿瘍、最悪の場合は髄膜炎や脳膿瘍といった重大な合併症を引き起こす危険性も孕んでいます。