電工圧着ペンチ選びの罠!実技試験の不合格を防ぐ工具徹底比較
第二種電気工事士の実技試験会場で、静まり返った教室に響く「カチッ、カチッ」というラチェット音。作業終了の合図とともに自信満々だった受験生が、後日の合否発表で「欠陥判定」に泣くケースが後を絶ちません。その最大の引き金となっているのが、不適切な圧着工具の使用による規格外施工です。
試験において接続作業は「軽微なミス」が許されず、わずか一箇所の欠陥で一発不合格となる絶対評価です。なかでもリングスリーブの圧着不良は、導通不良や接触抵抗の増大による火災事故を防止するための厳罰対象。試験官はルーペを用いて、圧着マークの刻印(「○」「小」「中」)が電線の太さおよび本数の組み合わせと完全に合致しているかを冷徹にチェックします。
知らずに適当な工具を持ち込んだ結果、刻印が出ない汎用工具を使ってしまったり、グリップが大きすぎて試験終了直前に握力が尽き、ラチェット解除まで握り込めず時間切れになったりするトラブルが頻発しています。道具選びは単なる準備ではなく、すでに合否を分ける最初の試験官として目の前にあるのです。