鬼滅の刃「下弦の壱」魘夢の強さと狂気!過去や血鬼術の真相を徹底解剖
『鬼滅の刃』に登場する鬼の多くは、人間時代に社会的な不条理や悲痛な境遇を経験し、読者の涙を誘う悲劇的な過去を持っています。しかし、公式ファンブック『鬼殺隊見聞録・弐』などで明かされた魘夢の過去は、そうした「同情の余地」を完全に拒絶するものでした。
魘夢は子供の頃から夢と現実の区別がつかない異常な精神構造を持っており、周囲の人間を困惑させていました。成人してからは催眠療法などを悪用する偽医者のような存在となり、重病で余命いくばくもない患者に対して「催眠術で病気が完治した」と思い込ませ、後からそれが真っ赤な嘘であることを暴露して絶望に突き落とすという、底知れぬ悪行を繰り返していたのです。
最期は無惨に内臓を食い破られ、本来なら死亡するはずの致命傷を負いながらも、無惨の残虐行為に快感を覚えたことで鬼に変異させられました。つまり魘夢は、「鬼になったから歪んだのではなく、人間時代から根っからのサディスト・快楽主義者だった」という、極めて純度の高い悪役像が成立しています。