大勝軒・山岸一雄の伝説|つけ麺誕生秘話から暖簾分けの真相まで

大勝軒・山岸一雄の伝説|つけ麺誕生秘話から暖簾分けの真相までの基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

東池袋大勝軒のもう一つの伝説は、弟子入りを希望する者を一切拒まなかった開放性にあります。山岸氏は門を叩いた若者を即座に受け入れ、秘伝のスープのレシピから麺の打ち方に至るまで、何一つ隠すことなく無償で伝授しました。修行代やロイヤリティ(ライセンス料)を取ることも一切なく、「独立したら自分の味を出せばいい。大勝軒の名前を使いたければ使いなさい」と背中を押したのです。

こうして巣立った弟子は100人を超え、全国各地に大勝軒の暖簾が広がりました。

代表的な系譜としては、東池袋大勝軒の2代目を継承した飯野敏彦氏をはじめ、山岸氏の歴史と旧店舗の味を忠実に再現・発信するお茶の水大勝軒の田内川真介氏、埼玉・川越の大勝軒、滝野川大勝軒、南池袋大勝軒、さらに千葉を中心に一大グループを築いた「麺屋こうじグループ」の田代浩二氏などが挙げられます。弟子たちは山岸氏のDNAを受け継ぎつつ、それぞれの地域でつけ麺文化を定着させていきました。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。