ずんだと枝豆は何が違う?原料・由来の真相とうぐいす餡との差を解明
ずんだの起源は、東北地方(特に宮城県・山形県・岩手県南部)の農村地帯に深く根ざしています。現在では仙台名物のずんだ餅として全国的に広く知られていますが、その発祥にはいくつかの興味深い歴史的エピソードが存在します。
もっとも有力な語源のひとつが、豆をすり鉢で潰す作業を表す「豆を打つ(まめをぶつ・ずだ)」という言葉が転訛して「ずんだ」になったという説です。収穫期を迎えた枝豆を無駄なく美味しく食べるための農家の知恵として、広く定着していきました。
もうひとつの有名な言い伝えが、仙台藩祖・伊達政宗にまつわる伝説です。政宗公が出陣の際、合戦場で陣太刀(じんだち)の柄を使って枝豆を潰して兵糧(陣中食)にしたことから「じんだい」「ずんだ」と呼ばれるようになったという説や、甚太(じんた)という名の農民が考案して政宗公に献上したことに由来する「甚太餅(じんたもち)」説など、武将文化と農村の暮らしが融合した逸話が今なお語り継がれています。