ピンク・レディー『スタ誕』伝説の真相!奇跡の合格劇とデビュー秘話
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1976年3月、彼女たちはついに運命の『スター誕生!』第16回決戦大会の舞台へと駒を進めました。決戦大会で二人が披露した渾身の歌唱曲は、実力派デュオとして知られたザ・ピーナッツなどのアップテンポな楽曲のカバーでした。ハーモニーの正確さに加え、手振りを交えた躍動感あふれるパフォーマンスは、会場の空気を一変させました。
運命のスカウトタイム。芸能事務所やレコード会社のスカウトマンたちが一斉に札を挙げる緊張の瞬間、会場に掲げられたプラカードは「2社」(T&Cミュージックおよびビクター音楽産業)でした。当時の『スタ誕』決戦大会では十数社からプラカードが乱立する大争奪戦も珍しくなかったため、数字だけを見れば「圧倒的な大本命」としての合格ではなかったことが分かります。
しかし、この結果こそが運命の巡り合わせでした。当時新興事務所だったT&Cミュージックの相馬一比古氏と、ビクター音楽産業のディレクター陣は、既存のアイドル像に囚われないまったく新しいエンターテインメントを創出する原石として、彼女たちの可能性にすべてを賭ける決断を下したのです。