2026年最新取材:京都・稲荷山が挑む「聖域再建」と過熱観光脱却のリアル
多くの旅行者が伏見稲荷大社の本殿や千本鳥居で満足して引き返してしまうが、稲荷山の真価はその奥深い山中にこそ存在する。標高233メートルの山頂を目指す参道には、無数の「お塚」と呼ばれる個人や企業の信仰を体現した石碑が立ち並び、独特の信仰空間を形成している。
2026年に入り、京都府と地元保存会は共同で、主要ルート以外の老朽化した階段や石畳の修復工事を加速させた。特に奥社奉拝所から上の区間では、参拝客の足腰への負担を軽減しつつ、自然景観を損なわない木彫風のリサイクル素材を用いたステップが新設され、ハイカーや参拝客からの評価も高い。