2026年、山本耕史が魅せる「怪演」の極み——40代最後の大舞台で見せた異能の役者魂と進化する肉体美
1987年のデビューから今日に至るまで、彼の歩んできた道のりは実に多才だ。大河ドラマ『新選組!』の土方歳三役で全国的な人気を確立して以降、『真田丸』の石田三成役や『鎌倉殿の13人』の三浦義村役など、時代劇における彼の存在感は群を抜いている。だが、彼の魅力は歴史上の人物を演じることだけに留まらない。
2026年現在の作品ラインナップを見渡しても、狂気を秘めた悪役からコミカルな日常劇、シリアスなサスペンスまで、その振れ幅の広さには目を見張るものがある。一見するとクセの強いキャラクターであっても、彼の手に掛かると不思議な人間味と魅力を帯び始めるのだ。演出家や監督たちが「山本耕史に頼めば作品の強度が上がる」と信頼を寄せるのは、まさにこの圧倒的な安定感と破壊力の両立にある。