「人にぶつかる」凶行の裏側 最新取材が明かす心理と法的リスク
都市部で猛威を振るう通称「ぶつかり男」の行動原理について、犯罪心理学の第一人者である越智啓太教授(法政大学)は、自己効力感の欠如と支配欲の暴走が根底にあると分析する。「自分より立場が弱いと見なした相手を標的にすることで、一瞬の優越感や全能感を得ようとする心理が働いている」と越智教授は語る。
加害者は匿名性の高い人混みを利用し、瞬時に立ち去ることで捕まらないという勝手な確信を抱きやすい。しかし、犯罪心理学的な観点からは、こうした行為が依存性を帯びやすく、次第にエスカレートして重大な事件へと発展するリスクが強く指摘されている。