リンデロンVとVgの決定的な差とは?抗生剤の有無と正しい使い分け
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が公開している公式添付文書を精査すると、両剤の使用において軽視できない副作用のプロファイルが浮き彫りになる。
ステロイド外用薬を長期間同一部位に連用した場合、皮膚萎縮や毛細血管拡張、皮膚の菲薄化といった組織変化が報告されている。これに加え、ゲンタマイシン硫酸塩を含むリンデロンVG特有のリスクとして挙げられるのが、外用剤そのものによる接触皮膚炎(かぶれ)や感作の成立だ。
皮膚を治すために塗った薬自体がアレルゲンとなり、かえって強い赤みやかゆみを誘発してしまう現象は少なくない。漫然とした長期連用を避け、症状が治まった段階で速やかに塗布を中止、あるいはよりマイルドな保湿剤へ移行するステップが極めて重要となる。