ワッフル編みの編み図攻略!初心者も失敗しない立体模様のプロ極意
かぎ針編みの表現力を極限まで高める技法、それが「引き上げ編み」だ。通常の長編みが前段の頭にある鎖2本を拾うのに対し、引き上げ編みは前段の編み目そのものの「柱(ポスト)」に針をくぐらせる。この物理的な高低差が、ワッフル特有の畝(うね)を作り出す源泉となる。
往復編みで作るワッフル編みでは、表面を編む段で「表引き上げ編み」を施し、裏面を編む段では視点を反転させて「裏引き上げ編み」あるいは長編みを緻密に配置していく。ここで多くの人が陥るのが、引き上げる際に針にかける糸の引き出し加減が強すぎて、編み地がカチカチに硬化してしまう現象だ。引き上げる際は、前段の頭と同じ高さまでしっかりとループを持ち上げる。手首の力を抜き、針の胴体部分の太さをフルに使ってループの高さを揃える意識を持つだけで、既製品と見紛うほどの均一なグリッドが立ち現れる。