日本へそ公園の謎と見どころを解剖!遊具からアクセスまで徹底解説
西脇市が「日本のへそ」を宣言する最大の根拠は、日本標準時子午線である東経135度と、日本の中心線を通る北緯35度が市内(上比延町)で直角に交差している点にあります。この地理的特異性が、日本へそ公園の由来と理由の根幹となっています。
現地を訪れると、実は「中心点」を示すスポットが2箇所存在することに気づきます。1つ目は、1923年(大正12年)に陸軍参謀本部陸地測量部(現在の国土地理院)の測量に基づき設置された「大正の経緯度交差点標柱」です。岡之山の中腹にひっそりと佇むこの石柱は、国の登録記念物(名勝地関係)にも登録されており、近代測量技術の歩みを伝える貴重な歴史遺産です。
2つ目は、1990年代にGPSや人工衛星による最新測地系(世界測地系)を用いて再測量された結果、大正時代の地点から南東へ約400メートル離れた河川敷付近に特定された「平成の経緯度交差点」です。ここには世界的建築家・磯崎新氏の設計による4本の巨大な円柱モニュメントがそびえ立ち、中心部に立つと地球の鼓動を感じられるような神秘的な空間が広がっています。「測量技術の進化によって中心点が移動した」という科学的なドラマそのものを体感できるのが、この公園ならではの知的好奇心を刺激する醍醐味です。