街の精肉店が逆襲!スーパーでは買えない極上肉を探すプロの目利き

街の精肉店が逆襲!スーパーでは買えない極上肉を探すプロの目利きの重要ポイントをお届けします。専門的な知識が詰まっています。

店頭で燦然と輝く「A5ランク」のシール。しかし、それは必ずしも「あなたにとって一番美味しい肉」を意味しない。日本食肉格付協会が定める格付け基準は、あくまで歩留まり(A〜C)と脂肪交雑(BMS No.1〜12)、肉の色沢や締まりを評価した指標であり、香りや脂の質の良し悪しを数値化したものではない。

極上の黒毛和牛を求めるなら、単なるランク表示に惑わされてはならない。たとえば伝統ある松阪牛の中でも、長期間手塩にかけて育てられた未経産の雌牛は、人肌の温度でサラリと溶け出す不飽和脂肪酸を豊富に含み、胃もたれとは無縁の芳醇な旨味を放つ。優れた精肉店主は、格付けのアルファベットではなく、血統や肥育農家の飼育環境、さらには脂のキレを自らの目で見抜いて買い付けている。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。