重大事件で舞う号外の配布基準とは?歴史的スクープと現在の価値
駅前で「無料」で配られている号外が、配布から30分後にはフリマアプリに並び、数千円から時には1万円を超える価格で取引される。この二次流通の過熱ぶりは、現代の号外をめぐる特異な現象の一つだ。
メルカリやヤフオク!といったプラットフォームを覗くと、歴史的な政変やスポーツ界のレジェンドが達成した快挙の紙面が即座に出品され、次々と「SOLD」に変わっていく。購入者の多くは、地方在住で配布場所に駆けつけられなかったファンや熱心な歴史資料コレクターだ。
単なるタダの紙片が、なぜそこまで価値を持つのか。それは、発行部数が限られ、特定の場所でしか配られないという「非対称な希少性」にある。デジタル画面のキャプチャ画像とは異なり、その瞬間の社会の空気を閉じ込めた「物理的な証拠品」としてのプレミアが、フリマ市場で価格を押し上げている。