ローランドの本名「松尾風雅」に宿る美学と知られざる家族の真実
華麗な現在の姿からは想像しがたいが、彼の青春時代は泥と汗にまみれたアスリートのそれであった。名門・帝京高等学校サッカー部に所属し、十代のすべてを白球に捧げた。Jリーガーを目指し、過酷な練習に明け暮れる日々。しかし、そこで直面したのは全国から集まる規格外の天才たちとの圧倒的な実力差という「挫折」だった。
帝京大学へ進学するも、入学式当日に「敷かれたレールの上を歩む人生」に絶望して退学届を提出。ホスト・ナイトワーク業界へ飛び込むという破天荒な決断を下す。下積み時代は「東城誠」の名で活動し、自転車すら買えず100円のパンで飢えを凌ぐ極貧生活を経験した。名門校での挫折と下積みの屈辱が、後の「帝王ROLAND」を鍛え上げる起爆剤となった。