小池百合子カイロ大卒業疑惑の真相|元側近告発と現地公文書の闇
口を開いたのは、最も近い場所にいた人物だった。元東京都知事特別秘書であり、小池氏のブレーンを務めていた小島敏郎氏。彼が『文藝春秋』および『文春オンライン』の手記で明かした内幕は、永田町と東京都庁に凄まじい衝撃を与えた。
発端は2026年知事選の前夜に起きた。当時、学歴疑惑が再燃し再選戦略が暗礁に乗り上げかけた際、駐日エジプト大使館のフェイスブックに突如として「カイロ大学声明」が掲載された。学長名義で出されたその文面は、小池氏の正規卒業を全面的に認めるものだった。だが、小島氏の証言によれば、この声明の原案を作成したのはカイロ大学側ではない。他ならぬ小池氏周辺、すなわち日本側で作成され、エジプト側に持ち込まれた工作文書だったというのだ。
もし公的機関や外交ルートを私的に利用し、架空の正当性を偽装したとすれば、それは重大な政治的背任行為に他ならない。小島氏は偽造工作への加担に耐えかね、刑事告発をも視野に入れた実名証言に踏み切った。権力者の保身が法と倫理の一線を越えた瞬間を、元側近の肉声が生々しく物語っている。