封印された幻の映画と終末論!予言が突きつける衝撃の結末と深層
映画の原作となったのは、1973年に祥伝社から刊行された五島勉の著書である。この一冊が当時の出版業界に与えたインパクトは計り知れない。累計数百万人規模の読者を獲得し、日本中に空前の終末論・オカルトの大ブームを巻き起こした。
五島氏は、ルネサンス期の占星術師ミシェル・ノストラダムスが遺した抽象的な百詩篇を巧みに解釈し、冷戦構造や公害問題といった当時の世相と見事に接合させた。なぜ人々はこれほどまでに滅亡の予言に惹きつけられたのか。高度経済成長の歪みが露呈し、将来への漠然とした不安を抱えていた当時の日本社会にとって、破滅の物語は一種の免罪符であり、強烈なカタルシスでもあったのだ。