安い霜降り肉の正体は?インジェクション加工肉の危険と見分け方

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食品表示法のもと、スーパーなどの小売店で販売される精肉パックには「牛脂注入肉」「加工肉」といった明確な名称表記が義務づけられている。原材料欄を見れば一目瞭然だ。

問題は外食産業だ。レストランや居酒屋などの飲食店は、食品表示法の直接的な容器包装表示義務の対象外となっている。とはいえ、消費者を誤認させる不当表示は景品表示法によって厳しく禁じられており、消費者庁は「加工肉を使用しているにもかかわらず、天然の一枚肉であるかのように誤認させる表示」の取り締まりを続けている。

メニュー表を注意深く眺めると、店の姿勢が透けて見える。「やわらか加工」「ジューシー加工」「霜降り風ステーキ」といった注釈が小さなフォントで隅に添えられていたり、料理名そのものに「やわらか牛ステーキ」と銘打たれていたりする場合、それはほぼ例外なくインジェクション加工肉か成形肉だ。一流ホテルのレストランであっても、宴会料理や低価格コースでこうした加工肉が提供され、過去に社会問題となった経緯がある。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。