食卓から白米が消える?米消費急減の深層と食料安全保障の危機
家庭内にとどまらず、業務用米のマーケットでも地殻変動が起きている。コスト管理にシビアな外食産業は、仕入れ価格の変動に即座に反応した。大手チェーン店を中心に、国産米から輸入穀物への切り替えや、大麦・雑穀をブレンドして原価を抑える動きが定着している。
一方で、世界的な穀物市場の乱高下も影を落とす。全国農業協同組合連合会(JA全農)をはじめとする流通の現場では、集荷と在庫のバランスを保つための綱渡りが続く。外食や中食で米を消費する機会が細るにつれ、川上から川下まで張り巡らされた供給網の歪みは、もはや無視できないレベルに達している。