名古屋の2大空港はなぜ併存?セントレアと小牧の違いとアクセス全貌

名古屋の2大空港はなぜ併存?セントレアと小牧の違いとアクセス全貌について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご確認ください。

セントレアを利用するにあたって、近年特にトラブルや駆け込み乗車が多発しているのが2019年に供用開始された第2ターミナル(T2)へのアクセスです。

中部国際空港第2ターミナル行き方は、名鉄の改札口や第1ターミナルがある交通プラザから連絡通路をひたすら歩く構造になっています。動く歩道が整備され、複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」の脇を通過しながら進みますが、距離にして約500メートル強、大人の足でも徒歩8分〜10分程度を要します。ピーチ(Peach)やチェジュ航空、ジェットスターなどのLCCを利用する場合、従来の感覚で「発車20分前に駅に着けば間に合う」と考えていると、保安検査場の締め切り時刻に間に合わず搭乗拒否となる事態に直結します。

マイカー利用派にとっての懸案事項がセントレア駐車場混雑予約です。ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの大型連休期間は、立体駐車場P1〜P4が軒並み満車となります。公式ウェブサイトからの事前予約枠(予約料金1,000円+通常駐車料金)は数週間前から埋まるため、繁忙期に利用する場合は1ヶ月前の予約開始と同時に枠を確保するか、近隣の臨時民間駐車場の利用を検討しなければなりません。

早朝の国際線出発便やLCC初便に搭乗する利用者の間では、中部国際空港ホテル前泊の需要が定着しています。空港島内には、改札口から屋根伝いに直結する「中部国際空港セントレアホテル」をはじめ、「フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港」「コンフォートホテル中部国際空港」、さらにカプセルホテルの「TUBE Sq(チュウブ・スクウェア)」などが林立しています。特に天候の急変や名鉄線の運転見合わせリスクを排除したい遠方からの旅行者にとって、前泊の選択は実利的な保険として機能しています。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。