鼻歌やメロディから「曲を検索」する最新Ai技術と隠し裏技を解説
音楽検索テクノロジーの進化は、エンターテインメントのヒット法則やトレンドの再燃プロセスにも巨大な影響を与えている。世界中で社会現象となったNetflixのドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』において、劇中で使用された80年代の名曲が爆発的な再ヒットを記録した現象は記憶に新しい。試聴者が「このかっこいい曲は何だ?」と即座に検索をかけ、ストリーミングプラットフォームへとなだれ込んだ結果である。
日本国内のJ-POPシーンにおいても同様の動きが加速している。米津玄師の新曲がアニメやドラマのタイアップとして放送された瞬間、あるいはテイラー・スウィフトのグローバルツアーで披露された未発表のライブアレンジがSNSで話題になった瞬間、世界中のファンが一斉に曲探しを始める。一昔前のように「CDショップの店員に尋ねる」あるいは「ラジオ局のリクエスト番組を調べる」といった手間をかけることなく、熱量が最高潮に達したその場で楽曲へとアクセスできる環境が、バイラルヒットの速度をかつてないレベルへと加速させているのだ。