生理前の喉の痛みは風邪かPmsか?ホルモン変化の真相と正しい対処法

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生理前の約1〜2週間は、女性ホルモンのバランスが急激に変化する「黄体期」にあたります。この時期に生理前の喉の痛みの原因として浮上するのが、女性ホルモンの一種であるプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌増加です。プロゲステロンには体温を上げたり水分を体内に保持したりする働きがある一方で、口内や喉の粘膜を乾燥させやすい性質を持ち合わせています。女性ホルモンのバランスによる喉の乾燥が進むと、外敵をブロックするバリア機能が著しく低下し、わずかな刺激でも痛みを感じやすくなります。

さらに見逃せないのが、プロゲステロンによる免疫力低下です。受精卵を異物として攻撃・排除しないよう、女性の体内では黄体期になると自然と免疫応答がセーブされる仕組みが働きます。その結果、普段なら跳ね返せるような常在菌やウイルスに対しても抵抗力が落ち、黄体期に喉の腫れや炎症が引き起こされやすくなるのです。

また、自律神経の乱れも関係しています。月経前症候群(PMS)の影響で交感神経が優位になると、唾液の分泌量が減って喉の潤いが失われます。東洋医学で「梅核気(ばいかくき)」、西洋医学で「ヒステリー球」と呼ばれるPMS特有の喉の違和感(何かが喉につまったような感覚)も、ストレスやホルモン変化による自律神経の緊張が引き金となって生じます。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。