声魂は色褪せない――没後8年、今なお世界を魅了する「石塚運昇」のキャラクターたちと、受け継がれる熱きDna
詳細を見る
一方で、深夜アニメの金字塔『カウボーイビバップ』で見せたジェット・ブラック役は、大人の男の渋みを極限まで体現したものだった。元刑事で、盆栽を愛し、宇宙船ビーバップ号の「お袋役」として奔走するジェット。石塚氏のハスキーで乾いた声は、過去に傷を負った男の哀愁と、それでも捨てきれない人間味を見事に描き出した。スパイク・スピーゲル役の山寺宏一氏との掛け合いは、アドリブ感に満ち、ジャズのセッションのような心地よさを視聴者に提供していた。