第42代式守伊之助の真実!立行司の軍配と短刀が語る角界の裏側
大相撲における最高位の行司は「立行司」と呼ばれる。なかでも木村庄之助と式守伊之助は、数百年の歴史の中で角界の頂点に君臨してきた二大名跡である。両者は装束の菊綴(きくとじ)や房の色で区別され、庄之助が紫、伊之助が紫白の房を身につける。
立行司だけに許された格別の装束は、単なる美飾ではない。何万人もの観客と全国のファンが固唾をのんで見守る結びの一番を裁く資格そのものを意味している。土俵上での一切の妥協を許されない裁定は、この二つの名跡によって受け継がれてきた。