モー娘。伝説の派生ユニット「タンポポ」徹底解剖!楽曲の魅力と現在
タンポポの楽曲群が誇る最大の魅力は、その高度な音楽性にある。『ラストキッス』に続く『Motto』『たんぽぽ (Single Version)』など、初期の作品群はアコースティックギターや生のストリングスを贅沢にあしらったトラックが特徴だ。当時のJ-POPシーンにおいて、ダンスビート全盛の中で静けさと哀愁を強調したプロデュースは極めて異彩を放っていた。
その後、加護亜依や石川梨華が加入した第2期では、『乙女 パスタに感動』や『王子様と雪の夜』といったキュートでポップな路線へと鮮やかにシフトする。しかし、根底に流れるメロディの切なさとコーラスワークの美しさは変わらない。60年代のガールズグループを彷彿とさせるオールディーズのテイストを現代的に昇華させたサウンドは、クリエイター陣の並々ならぬこだわりが生み出した至高のプロダクトだった。