法隆寺の隠された謎と聖徳太子の足跡!奈良斑鳩の穴場旅ガイド
1993年、日本で初めてユネスコ(UNESCO)世界文化遺産に登録されたのが「法隆寺地域の仏教建造物」である。世界最古の木造建築群として知られるこの建造物群は、東アジアにおける初期仏教伝来の姿を今に伝える奇跡の遺構だ。
木々を透過する光のなか、圧倒的な存在感を放つ五重塔の心柱。そこには千年以上前の大木がそのまま生命を宿しているかのごとき張りが残る。シルクロードを経て伝わったギリシャ風のエンタシス調の柱、伸びやかな雲形肘木といった建築様式は、当時の飛鳥文化が持っていた国際性と圧倒的な技術水準の高さを無言のうちに物語っている。