花札から赤枠カプセルへ!任天堂ロゴの歴史と知られざる変遷の真相
1960年代から1970年代にかけて、任天堂はトランプ・カルタのトップメーカーから総合玩具メーカーへと舵を切りました。この変革期には、現在では見られない多種多様な「幻のロゴ」が次々と登場しています。
代表的なものとして、アルファベットの「N」と「G」を組み合わせた「NGマーク(Nintendo Game)」や、スペードのエースをモチーフにしたトランプ用のシンボルマークが挙げられます。さらに、ブロック玩具「N&Bブロック」のパッケージには、サンセリフ体のモダンな幾何学的フォントや、流れるような筆記体のロゴが製品カテゴリーごとに使い分けられていました。
1970年代後半、アーケードゲームや『ゲーム&ウオッチ』が登場する頃には、六角形の中に大文字の「N」を立体的に配置したシンボルマーク(通称・ヘキサゴンN)も開発されました。当時のデザインの変遷を見ると、エレクトロニクスと遊びの融合を模索するなかで、ブランドの顔をどこに定めるべきか激しい試行錯誤が繰り返されていた現場の熱量が伝わってきます。