昔のドラえもんはどこで見れる?大山版の配信事情やトラウマ回を徹底解説
2005年3月、四半世紀以上にわたって親しまれた声優陣が一斉にマイクを置きました。ドラえもん役の大山のぶ代氏、のび太役の小原乃梨子氏、しずか役の野村道子氏、ジャイアン役のたてかべ和也氏、スネ夫役の肝付兼太氏の黄金カルテットによる勇退劇です。
旧ドラえもん声優交代の理由について、当時さまざまな憶測が飛び交いましたが、その根底にあったのは「自分たちが元気で声が出るうちに、次の世代へ完全にバトンを渡したい」というキャスト陣自身の誠実な意思でした。大山氏をはじめとするメインキャストの年齢が60代から70代を迎えるなか、体調面への懸念や、作品が50年、100年と続いていくための未来を見据えた英断だったのです。
原作者である藤子・F・不二雄先生が1996年に逝去された際にも「先生が亡くなられた今、私たちがドラえもんを守らなければならない」と強い使命感で演じ続けたキャスト陣。交代時の特別番組で見せた感謝のメッセージと清々しい笑顔は、日本のアニメ史における最も美しい世代交代劇として今も語り継がれています。