カイロの廃棄は何ゴミ?可燃・不燃が分かれる理由と発火リスクの真相

カイロの廃棄は何ゴミ?可燃・不燃が分かれる理由と発火リスクの真相について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

「まだ少し温かいけれど、出かけるから捨ててしまおう」とゴミ箱へ放り込む行為は、重大な火災事故の引き金になりかねません。使い捨てカイロが発熱するのは、鉄粉が空気中の酸素と水分に触れて酸化する(錆びる)際に生じる酸化熱を利用しているためです。

通常、カイロ単体が屋外や広い空間で発火温度(数百℃)に達することはありません。しかし、密閉されたゴミ袋の中で紙くずやビニール袋、プラスチック容器などの可燃物と接触し、保温状態が作られると状況は一変します。逃げ場を失った熱が内部に蓄積する「蓄熱現象」が発生し、周囲の可燃物をじわじわと加熱してボヤや発火を引き起こすリスクが高まります。

特に複数のカイロをまとめて一度に捨てた場合、個々の熱が合わさって予想外の高温に達する事例が報告されています。ゴミ収集車の中や集積所で圧縮された際に空気が送り込まれ、再び激しく発熱するトラブルも後を絶ちません。使い捨てカイロを処分する際は、「手で触れて完全に冷たくなっていること」を確認してからゴミ箱に入れるのが絶対の鉄則です。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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