エリクソンの発達課題8段階一覧!青年期の葛藤と年代別の乗り越え方

エリクソンの発達課題8段階一覧!青年期の葛藤と年代別の乗り越え方に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

エリクソン理論の真骨頂は、思春期を越えた先にある「中高年期の心理的成熟」を克明に描いた点にあります。

40代から60代前半にあたる壮年期の課題が「世代継承性(ジェネラティビティ) vs 停滞」です。ジェネラティビティとは、自らの子どもを育てることにとどまらず、仕事での後輩育成、地域貢献、文化や技術の継承など、「次世代を育み、残していくための関心と行動」を指します。自分の利益や保身だけに執着すると「停滞」に陥り、心理的な虚無感を覚えることになります。

そして人生の最終章である老年期に問われるのが「老年期の統合 vs 絶望」です。体力や社会的地位の衰えを受け入れつつ、「自分の人生には意味があった」「この人生で良かった」と過去の成功も後悔も丸ごと受容できる状態が「統合」です。これに失敗すると、「やり直したいがもう時間がない」という強い「絶望」や死への恐怖に囚われることになります。自らのライフサイクルを受け入れた先に得られる徳目こそが、人生の深みである「英知(Wisdom)」なのです。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。