ニトリル手袋とは?ゴムやビニールとの違いと選ばれる理由【2026】
ニトリル手袋とは、石油由来の合成ゴムである「アクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)」を主原料とする使い捨て手袋です。薄手でありながら強靭な引き裂き強度を持ち、手肌の体温に馴染んで徐々にフィットしていく独特の分子構造を備えています。
現場で日常的に比較される手袋素材には、主に「ニトリル(合成ゴム)」「ラテックス(天然ゴム)」「プラスチック(塩化ビニール / PVC)」の3系統が存在します。それぞれの物性や価格帯、得意分野は大きく異なります。
ニトリル手袋とゴム手袋の違いにおける核心は、原料が「天然ゴムの樹液」か「合成ゴム」かにあります。天然ゴム手袋(ラテックス)は伸縮性に極めて優れ、手術用手袋などに使われてきましたが、油脂類に触れると急速に溶けて脆くなる弱点があります。一方のニトリルは油にびくともせず、物理的な突き刺しにも耐える剛性を兼ね備えています。
また、ニトリル手袋とビニール手袋の比較では、作業効率の差が歴然です。塩化ビニール手袋は価格こそ安価なものの、伸縮性に乏しいため指先がダブつきやすく、熱や摩擦に弱い特徴があります。細かな手作業や安全性が問われる現場では、ニトリルのしなやかな追従性が圧倒的な支持を集めています。