エクセルでバーコード作成!無料フォント活用と読取エラー防止術
「ディスプレイ上では完璧にバーコードの形になっているのに、ハンディスキャナーを何度かざしてもビープ音が鳴らない」――現場からの緊急コールで最も頻度の高いこのトラブルには、明確な3大要因があります。
第一の要因は、バーコードの両端に十分な無地エリアが確保されていない「マージン(クワイエットゾーン)不足」です。国際規格(JIS/ISO)において、バーコードシンボルの前後には細バーの幅(モジュール幅)の10倍以上、または2.5mm以上の空白スペースを設けることが厳格に義務付けられています。Excelのセル内にバーコードを窮屈に収めようとして列幅を狭め、セルの左右境界線がバーの直前に迫っている場合、スキャナーの受光素子は背景とバーの境界を識別できずエラーを起こします。
第二の要因が、エクセル バーコード フォント 反映されない 原因として相談が殺到するフォントの登録・レンダリング問題です。インターネット上からダウンロードしたフォントファイル(.ttf)をダブルクリックしてインストールしたものの、起動中だったExcelのプロセスにキャッシュが残っており、フォント一覧に表示されないケースがあります。また、管理者権限のないユーザーアカウントで「現在のユーザーのみにインストール」を実行した場合、Excelや他アプリケーションの描画エンジンがフォントファイルの参照パスを見失う不具合も報告されています。フォント導入時は必ず「すべてのユーザーに対してインストール」を選択し、Excelを完全終了(タスクマネージャーでバックグラウンドプロセスが残っていないか確認)した上で再起動することが鉄則です。
第三の盲点は「半角と全角の混在」です。日本語入力システム(IME)がオンの状態で誤って入力された全角英数字や全角スペースは、バーコードフォントを適用しても空白になったり、規格外の記号に化けてしまったりします。数式側で「JIS( )」ではなく「ASC( )」関数を噛ませ、強制的に半角変換をかける防衛策を講じておく必要があります。