【鬼滅の刃】無一郎の死亡シーンは何巻何話?黒死牟戦の壮絶な結末と再会の真相
無一郎の散り際が「少年漫画史上、類を見ないほど苛烈」と評される最大の要因は、175話における「胴体真っ二つ」というショッキングな描写にあります。死角から飛び込み、捨て身の特攻で黒死牟の胴体を貫いた無一郎に対し、黒死牟の身体中から無数に生え出た異形の刃が襲いかかりました。無一郎の腰から下は無残に切り離され、普通であれば即死、あるいは一瞬で意識を失うはずの致命傷を負わされます。
しかし、無一郎の瞳から光は消えませんでした。両断された瞬間にも日輪刀の柄を離さず、死力を振り絞った万力の握力によって、刀身を自らの熱量で「赫刀(かくとう)」へと染め上げたのです。この赫刀の熱は上弦の壱の体内を激しく焼き、再生能力を急激に阻害しました。
さらに同時に、鬼喰いによって異形の樹木を生やす血鬼術を発現させた不死川玄弥が黒死牟の動きを根で封じます。最年少の少年隊士2名が自らの内臓と命をすり潰しながら作り出したわずか数秒の拘束。それが、岩柱・悲鳴嶼行冥と風柱・不死川実弥による首切断という唯一無二の勝機を切り拓きました。
黒死牟が完全に崩壊し、消滅を確認した時、無一郎はすでに息を引き取っていました。衣服に覆われた上半身だけの亡骸を前に、歴戦の鬼殺隊士である実弥や悲鳴嶼が声を震わせ、涙を流しながらその死を悼む姿は、彼の果たした役割の重大さを雄弁に物語っています。