丸川珠代が直面する「東京7区」の厚い壁——参院トップ当選から一転、落選の泥水をすすり2026年の再起を期す現場のリアル
丸川氏の過去の選挙戦を振り返ると、その落差に驚かされる。2007年の参院初当選以来、彼女は常に東京選挙区のトップ争いを演じてきた。圧倒的なテレビ知名度、歯切れの良い物言い、自民党のプリンセスとしての立ち位置。
しかし、参議院の全国区や大選挙区は「薄く広い人気」をすくい取るシステムだ。有権者が数多いる候補者の中から「なんとなく知っている人」に1票を投じる浮動票の恩恵を、丸川氏は最大限に受けていたに過ぎない。
対照的に、小選挙区は「地域にどれだけ深く根を張っているか」が試される。下水管の整備から町内会の夏祭りまで、地元の隅々にまで汗を流してきたライバルたちに対し、丸川氏が培ってきたのは中央政界での露出ばかりだった。地に足の着いたドブ板選挙の経験不足が、有権者の足元を見透かされる要因となった。