なぜバッティングネット自作に親が殺到?公園ボール禁止が生んだDiyの真相
製作の第一関門であり、最大の議論を呼ぶのが「骨組みの素材選び」だ。ネット上の愛好者フォーラムを覗くと、主に2つの派閥がしのぎを削っている。頑健さを最優先する「単管パイプ派」と、軽量さと作業性を重視する「イレクターパイプ派」だ。
外径48.6mmの亜鉛メッキ単管パイプは、工事現場の足場に使われるだけあって剛性は桁違い。硬式球が直撃してもビクともしない安心感がある一方、総重量は数十キロに及び、一度組んだら大人が3人がかりでも容易には動かせない。対して、鉄パイプにプラスチックコーティングを施したイレクターパイプは、専用の接着剤やジョイントパーツで組みやすく、狭小ガレージや軒下のカスタムには最適だが、軟式の強烈なライナーがフレームを直撃すればジョイントが粉砕するリスクを孕む。最近では、農業用のビニールハウス骨材(直管パイプ)を応用し、しなりを利用して衝撃を逃すハイブリッド型を自作する猛者も現れ始めた。