5月9日は何の日?アイスクリーム・悟空の日から歴史と運勢まで徹底解説
5月9日の記念日を語る上で欠かせない筆頭格がアイスクリームの日です。この記念日は、1869年(明治2年)5月9日に町田房蔵(まちだふさぞう)が横浜の馬車道通りに開いた「氷水屋」で、日本で最初の自家製アイスクリーム「あいすくりん」を製造・販売した史実に端を発しています。当時の記録によると、原材料は牛乳、卵黄、砂糖のみで作られた極めてシンプルなものでしたが、庶民にとっては一皿で米が数升買えるほどの超高級品でした。その後、1964年に東京アイスクリーム協会(現在の一般社団法人日本アイスクリーム協会)が、シーズンインとなる5月9日を記念日と定め、福祉施設へのアイスクリーム寄贈や各種サンプリングイベントを開始したことで全国に定着しました。
一方で、現代のポップカルチャーにおいて爆発的な盛り上がりを見せるのが、鳥山明氏が生んだ『DRAGON BALL』に由来する悟空の日です。「5(ご)9(くう)」の語呂合わせであるこの日は、2015年5月9日、映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の大ヒット舞台挨拶の場において、一般社団法人日本記念日協会から正式に認定を受けました。長年孫悟空の声を演じ続ける声優・野沢雅子さんが認定証を手にした瞬間の感動は、今なおファンの間で語り継がれています。
さらに見逃せないのが、同じ作品に登場するピッコロ記念日です。原作マンガの作中において、世界を征服したピッコロ大魔王が自ら「毎年5月9日をピッコロ記念日とする」と高らかに宣言し、毎年この日に世界43地区の中からくじ引きで1つの地区を選んで消滅させると発表した恐怖の日に由来します。公式認定された「悟空の日」と、作中設定としての「ピッコロ記念日」が同居するこの日は、毎年SNS上でハッシュタグを伴うファンアートや名台詞の投稿が相次ぎ、日本のみならず世界中のトレンドを席巻します。
国際的な視野に立つと、5月9日はヨーロッパデー(ヨーロッパの日)でもあります。1950年5月9日、フランスの外務大臣ロベール・シューマンが、将来の戦争を防ぐために石炭と鉄鋼の生産を国際機関の下に統合する構想、いわゆる「シューマン宣言」を発表しました。この提案が欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)の設立につながり、現在の欧州連合(EU)へと発展していったため、ヨーロッパ統合の出発点として現地では祝日や式典が催されています。