ムカデとゲジゲジの違いは?猛毒と益虫を一瞬で見分ける3つのポイント
見分けるポイントは、実は驚くほどシンプルだ。フォルムの厚みと、脚の長さにすべてが表れている。
ムカデ(主にトビズムカデやアオズムカデ)は、まるで装甲車だ。平らで頑丈な革のような体節が連なり、黒褐色や艶のある赤茶色のボディを持つ。脚は黄色やオレンジ色で、胴体に対して短く均等に並び、地面をしっかりと踏みしめながら波打つように前進する。重厚で、見るからに攻撃的な突進力を感じさせる。
対するゲジゲジ(ゲジ・オオゲジ)は、まるで鳥の羽根かススキの穂だ。灰褐色のまだら模様の体は短く丸みを帯びているが、そこから放射状に伸びる15対の極細の脚が異様な存在感を放つ。体長の数倍にも及ぶ長い歩肢を巧みに使い、床や壁の上を滑空するように高速移動する。触れると自ら脚を切り離して逃げる「自切」を行うため、新聞紙で叩いた瞬間にバラバラと脚だけが蠢くというホラー映画さながらの光景を生み出すのもゲジゲジの特徴だ。