あの馬マークは何?エルメスやラルフの違いと見分け方を徹底解剖
ネット上の情報空間には、馬マークに関して根強い「都市伝説」や誤った認識が散見されます。トラブルに巻き込まれないために、以下の2つの盲点を認識しておく必要があります。
誤解1:「ポロのマークが付いていればラルフローレンのライセンス品」
かつて昭和から平成初期にかけて、日本の百貨店ではライセンス契約によるアパレル生産が盛んでした。しかし、現在ラルフローレンはグローバルで直営展開への集約を完了しており、下位ライセンスによる安価な量産は行っていません。量販店で数百円〜数千円で叩き売られているポロマークのソックスやタオルは、前述した「別会社のポロブランド」か、商標の隙間を突いた別商品です。「ラルフローレンの正規品が極端に安く買える」という思い込みは捨てるべきです。
誤解2:「エルメスのロゴはプリントなら偽物」
「エルメスの刻印はすべて職人の手彫りや箔押しであるため、プリントロゴは偽物」という言説がネット上で散見されますが、これは半分正しく、半分誤りです。レザーバッグ(バーキンやケリー等)のフロント刻印は確かに職人の箔押しですが、スカーフ(カレ)やプレタポルテ(洋服)のタグ、あるいは包装資材においては、極めて高精細なシルクスクリーンプリントが用いられます。素材の特性に応じた加工技術の違いを理解せずに真贋を判断するのは極めて危険です。